混雑した駐車場で後ろの車が気になるときは、急いで空き枠へ入れる必要はありません。最初に歩行者や子ども、車の動きを確かめ、無理なく使える枠を選びます。見通しが悪い、車が続いている、気持ちが焦るときは、その枠を見送る判断もできます。
入る前に、駐車場の案内と人の動きを見る
入口の進行方向や一方通行の表示、駐車枠ごとの指定を確認します。人が歩く通路、駐車車両の間、出庫しそうな車にも注意してください。JAFは、駐車車両の陰や死角から子どもが現れる危険を示しています。車の前後だけに視線を固定せず、周囲を広く見ます。
空き枠を見つけても、すぐ操作を始めない
まず、枠の大きさと進入方法、周囲の車や人、自分の車が通る場所を確かめます。前向き・後ろ向きの指定があれば、その案内に従います。「バックなら必ず安全」「前向きなら必ず危険」と決めつけず、施設の表示と現場の状況で判断してください。
ハザードランプは周囲に車の状態を知らせる補助にはなりますが、駐車枠を確保したり、後続車や歩行者が必ず止まったりする保証にはなりません。点灯の有無にかかわらず、進路が空いているかを自分で確認します。
駐車中は、見えないときに止まる
車を動かす前と、向きを変えるたびに、歩行者・自転車・隣の車・車の前後を確認します。ミラーやバックカメラは役立ちますが、映らない場所もあります。直接見られる範囲と合わせて確かめ、少しでも人や車の動きが読めなければ安全な位置で停止し、状況を確認してください。
後続車に急かされても、勢いでハンドルを切ったり、確認できないまま後退したりしません。通路をふさがず安全に待てる状況なら、周囲を見てからやり直します。安全なやり直しが難しければ、その枠は見送り、別の枠や別の駐車場を選んで構いません。
停めた後と、出るときも確認する
駐車したら、車が確実に停止していることと、車両に合った駐車操作を確認します。ドアを開ける前には隣の車や通行する人・自転車を見ます。出庫するときは、乗る前にも車の周囲を見て、発進直前にも歩行者や後続車を確かめます。
次にすること
読むだけで駐車の技術や安全が保証されるわけではありません。初めての場所や混雑した場所を一人で練習場にせず、不安が強い場合は自動車教習所などで実車指導を受けることも検討してください。